【ゆるかわ写真本的♪出版うらばなし】 Vol.13 名づけ、わが子への想い
2010年01月23日
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今回のゆるかわ本は、実はなかなかタイトルが決まりませんでした。
当初は11月上旬くらいには決定するだろうと聞いていたのですが、11月中旬になっても
タイトル決定の連絡はなかったのです。
出版社の方も相当悩んでいらっしゃったのでしょう。
この裏話をお読みになられている方の中にも、本をタイトル買いしたことがあるという方が
いらっしゃると思いますが、そのことからも分かるとおり、本のタイトルは売り上げに
影響が出るほどの重要な要素となります。
ということで、どんなタイトルが付くのか・・・とドキドキしながら待っていたのですが、
11月の後半にやっと、出版社の方からメールがきました!
技術評論社の書籍編集部編集長である橘さんからでした。
抜粋しておりますが、メールを見て思ったのは、やはり、タイトルをつけるのは難しいということでした。
出版社の方が練りに練ったタイトルだということは、とても良く伝わってきましたが、
ワタシにはピンとこなかったのです。
しかし、自分の感覚だけでは自信がもてなかったので、
いつも色々な女性誌をたくさん読んで研究しているお取り寄せ生活研究家のaiko*ちゃんの
意見も参考にし、率直な感想を述べさせていただきました。
とりあえず、意見としては、
・カタカナの使い方が女子の感覚と少しずれているような気がする
・タイトルのインパクトが薄い
ということを述べさせて頂いたのですが、
それでも、橘さんは嫌な顔ひとつせず、ワタシと同じ目線になって考えてくださったので、
本当に嬉しかったです。
そんなわけで、第一案は白紙。
それじゃどうする?・・・ということで、橘さんから突如こんなお願いをされます。
「最近、購入された本で、タイトルの意味にインパクトがあると感じたものを教えて いただけませんか? ポイントは「購入された本」です。」
おそらく、橘さんはこの質問からワタシの好みの傾向をつかもうとされていたんだと思います。
なので、20冊くらいだったかそうした本を提示すると同時に、
「ゆるかわ」という単語を使って欲しいことをお願いしました。
なぜなら、ここ最近「カメラ女子」を扱った新聞記事をいくつか見たなかで
「ゆるかわ」というキーワードが必ず含まれていたからでした。
写真のテイストをさした言葉ではありますが、さらに「ゆるい」という言葉が
「ゆるく(簡単に)教えてくれそう」→ 「ワタシでも理解できるかも…」という期待感に
つながると思ったのです。
しかし、橘さんは
・・・と、「ゆるかわ」に対し、どちらかというと否定的でした。
ワタシには思いもつかないほど、深く深く言葉の意味を考えてのことでした。
それでも「ゆるかわ」が持つ言葉の魔力なのか、あきらめきれなかったのです。
ワタシとしては、
カメラ女子の心をくすぐるタイトルにしたい
デジタル一眼が初めての女性に抵抗無く手にとってもらいたい
写真の楽しさを手軽に知ってもらいたい
という思いが強くありました。
そういった理由からも「ゆるかわ」という言葉があてはまると考えていました。
こうしたワタシの意見を橘さんが社内会議にフィードバックしてくださった結果、
冒険的ではありますが「ゆるかわ」が採用されることになりました。
そうしてつけられたタイトルが、
はじめての「ゆるかわ写真」レッスン ~
”撮りたいもの”をイメージのままに撮り下ろすレシピ集
だったというわけです。タイトル付けはある意味、
わが子のシアワセを願って名前をつけるのと同じだな・・・って思ったのでした。
…というわけで、今回はここまで。
続きをお楽しみに♪
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いらっしゃると思いますが、そのことからも分かるとおり、本のタイトルは売り上げに
影響が出るほどの重要な要素となります。
ということで、どんなタイトルが付くのか・・・とドキドキしながら待っていたのですが、
11月の後半にやっと、出版社の方からメールがきました!
技術評論社の書籍編集部編集長である橘さんからでした。
ずっとお待たせしていた書名ですが、以下のものはどうでしょう?
メイン『写真ノカワイイ撮リ方教室』
サブ『カメラ女子のためのかんたん!すてき写真術』
まずは率直なご感想をお聞かせください。
カタカナを使うのは冒険なのですが、想定している対象読者の方たちがご自身の写真 (作品)にタイトルをつける場合、カタカナ表記が多いと感じてました(例「アカル イミライ」(映画のタイトルですけどね)「ヒミツノハナゾノ」「サヨナラ」などな ど…)。
実用書のため、あまり実験的な表現はできないのですが、表記で「他の撮影マニュア ル本とは違う!?」と思わせたくて、使ってみました。
ご感想を頂戴し、印象が悪くなければ、本案でタイトル会議に諮ってみます。
抜粋しておりますが、メールを見て思ったのは、やはり、タイトルをつけるのは難しいということでした。
出版社の方が練りに練ったタイトルだということは、とても良く伝わってきましたが、
ワタシにはピンとこなかったのです。
しかし、自分の感覚だけでは自信がもてなかったので、
いつも色々な女性誌をたくさん読んで研究しているお取り寄せ生活研究家のaiko*ちゃんの
意見も参考にし、率直な感想を述べさせていただきました。
とりあえず、意見としては、
・カタカナの使い方が女子の感覚と少しずれているような気がする
・タイトルのインパクトが薄い
ということを述べさせて頂いたのですが、
それでも、橘さんは嫌な顔ひとつせず、ワタシと同じ目線になって考えてくださったので、
本当に嬉しかったです。
そんなわけで、第一案は白紙。
それじゃどうする?・・・ということで、橘さんから突如こんなお願いをされます。
「最近、購入された本で、タイトルの意味にインパクトがあると感じたものを教えて いただけませんか? ポイントは「購入された本」です。」
おそらく、橘さんはこの質問からワタシの好みの傾向をつかもうとされていたんだと思います。
なので、20冊くらいだったかそうした本を提示すると同時に、
「ゆるかわ」という単語を使って欲しいことをお願いしました。
なぜなら、ここ最近「カメラ女子」を扱った新聞記事をいくつか見たなかで
「ゆるかわ」というキーワードが必ず含まれていたからでした。
写真のテイストをさした言葉ではありますが、さらに「ゆるい」という言葉が
「ゆるく(簡単に)教えてくれそう」→ 「ワタシでも理解できるかも…」という期待感に
つながると思ったのです。
しかし、橘さんは
「ゆるかわ」は実は、企画書のコンセプト説明では使っております。 きょんさんの慧眼で分析されている通り、「都合のよい言葉」なんですね。おっしゃるとおり(女性に限らず)感覚的に共有できるという意味で都合がよいのです。
この「都合のよい言葉」も扱いが難しいんです。たとえば時代が言葉を置いていくこ ともあるんです。
来年の秋に、「ゆるかわ写真」というタイトルの書籍が本やさんの棚で古さを感じさ せずにいられるか。。神のみぞ知る、なんですね。
「ゆるかわ」をつかうのは、やっぱり勇気がいります。店頭で古い印象を与えたらど うしようと。 が、一方で想定する読者をひとつかみに出来る言葉であることは否めません(反対に 購買層を狭める諸刃の剣)。
・・・と、「ゆるかわ」に対し、どちらかというと否定的でした。
ワタシには思いもつかないほど、深く深く言葉の意味を考えてのことでした。
それでも「ゆるかわ」が持つ言葉の魔力なのか、あきらめきれなかったのです。
ワタシとしては、
カメラ女子の心をくすぐるタイトルにしたい
デジタル一眼が初めての女性に抵抗無く手にとってもらいたい
写真の楽しさを手軽に知ってもらいたい
という思いが強くありました。
そういった理由からも「ゆるかわ」という言葉があてはまると考えていました。
こうしたワタシの意見を橘さんが社内会議にフィードバックしてくださった結果、
冒険的ではありますが「ゆるかわ」が採用されることになりました。
そうしてつけられたタイトルが、
はじめての「ゆるかわ写真」レッスン ~
”撮りたいもの”をイメージのままに撮り下ろすレシピ集
だったというわけです。タイトル付けはある意味、
わが子のシアワセを願って名前をつけるのと同じだな・・・って思ったのでした。
…というわけで、今回はここまで。
続きをお楽しみに♪
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